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そんなさなかの2017年5月、同社は新たな舵をきる。高齢となった創業社長が、約4000万円で事業を譲渡。
その経営権を買い取ったのが、地元のホテルチェーン「しれとこ村グループ」の代表取締役社長・桂田精一氏(58)だった。
高校卒業後、桂田氏は茨城県工業技術センターで陶芸の技術を学び、都内の大手企業から支援を受けて芸術活動に邁進。
2005年に知床へ帰郷し、2015年4月に家業を継いだ。
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「地元の漁師さんたちが事務所に遊びに来た時に、おすそ分けをいただくんです。
前の社長は『みんなで食うべ!』とスタッフに振る舞ってくれましたが、桂田社長は全て自分で持って行っちゃう人。
そこで、僕が辞めるまでは、僕個人がもらったものをみんなに振る舞うようにしていました」
スタッフの待遇が悪化の一途をたどった背景には、桂田氏の“散財”があった。
同社が斜里町の世界自然遺産地域に「ホテル地の涯」をリブランドオープンさせたのは、2018年6月のこと。
「しれとこ村グループ」は知床で4館のホテルを運営する一大ホテルチェーンとなっていく。
だが実際には、グループの経営状況は火の車で、遊覧船事業の収益を旅館業で生じた債務の返済に回す“自転車操業”に陥っていたという。
「スタッフに対するしわ寄せは、かなりあったと思います。
もちろん社長のアイディアで新たな事業をやるのは良いんですが、それにも優先順位というものがありますよね。
遊覧船のシーズン中は、1日100万円稼ぐこともあるんですよ。その資金をもとに『古い遊覧船も新しくしたい』と社長に意見したこともありましたが……。
社長本人は浮ついている様子で、自分のやりたいことを優先している印象を受けました」
船長の経験がある前社長とは対照的に、桂田氏は船や海に関する知見を持ちあわせていなかったという。
「船に付ける新しいバッテリーを買う時に、桂田社長から『それ、なんぼなの? 調べてください』と。
前の社長ならすぐに金をかけると思いますが、桂田社長は『それは本当に必要なの?』という議論からスタートするんです。
船って毎日運航するものだから、今すぐに必要なものもあるんですが、腰が重かった」
単体でもカツカツじゃねえかよ
「僕は『何を言ってんだろう』と思いました。海は何があるか分からない。経験の浅い人に務まるような、そんな甘い仕事じゃないよ、って。
特にもう一人の船長は、僕が丹念に操船を教えた人だから、相当の信頼があったんです。
それに、長年一緒にやってきたスタッフがいなくなれば、今回のような万が一の時に連携が取れなくなる危うさもあった。
そこで社長に『どうにかならないですか』と直談判しました」
だが桂田氏は、その訴えに耳を貸さなかった。翌年の2021年3月、桂田氏から松村さんに1本の電話が入った。
「これからシーズンが始まるという1週間前、社長から『やはり他の方たちは雇わないです』と急に言われました。
再度、社長に抗議したところ、『僕も考えを変えられない。短い間でしたがお疲れ様でした』と、僕も解雇を告げられました」
松村さんの後を継ぐことになったのが、甲板員になってわずか3カ月の豊田徳幸氏(54)だった。
4月30日現在、事故発生時に船長を務めていた豊田氏の行方は未だに分かっていない。
「突然の解雇だったため、引継ぎもろくにできないまま、ウトロを後にしました。
それまで豊田さんには、船の操縦や機器の使い方を説明したこともありましたが、僕がかつて教わったように、つきっきりで指導したわけではありません」
松村さんの解雇は、遊覧船にこんな脆弱性をもたらした。
「長年、遊覧船のメンテナンスを担当していた修理会社の方が、ちょうど定年退職されたんです。
その方は『松村くんが会社にいるなら、定年後も個人的に船を見にいってもいいよ』と言ってくださっていた。
でも、僕が解雇され、その話も立ち消えてしまった。その後、遊覧船がどのようにメンテナンスされていたかは分かりません」
そして悲劇は起きた。
「カシュニの滝付近は、風が船に当たるんです。それに、港付近は穏やかでも、沖に進んでいくと荒れていることがある。
だから、僕ら船長が『今日は波があるから船を出せない』と言っても、社長はよく理解していないのか『なんで出ないんだよ』と、言い返してくることもありました。
海の状況も船のことも、何も分かっていない人なんです」
カシュニの滝の沖合の水深約120メートルに沈んでいる「KAZU I」が発見されたのは、事故発生から6日後のことだった。
この悲劇を防ぐことはできなかったのか。検証が待たれる
メールの内容もすぐに晒されてこの社長人望全然無いんだな
記者会見でフォローしてくれるスタッフもいないのな。
この期に及んで弁護士とかもつけてないのかな?
銭ケチって何でも1人でやってるのか。
町長がフォロー?してたじゃん
>>10
差し入れ独り占めだけでもうアカンだろw
会長は事故後の対策本部に缶コ-ヒ-差し入れに来たらしいからちょっとマシな人物なのかも
「畜生、クジラの野郎!」
チラッ
>都内の大手企業から支援を受けて芸術活動に邁進。
ボンボンだからコネなんだろうな
そしておそらく自称芸術家の胡散臭い界隈と仲良し
ほんと銭湯絵師なんかとかぶるは
船も新調して今回の事故も起こらなかったのにな
引用元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1651392027/
コメント
「桂田と豊田」な
ブラックの社員は被害者じゃなく共犯者
今回は特に他の社員辞めてんだからまともな頭あったら一緒に辞める
新しい船長(今回行方不明)はこの取材答えてる前任者が切られた後に雇われたんじゃない?
旅館業の方も社長の評判どうなのってエピソード出てるし、これからも告発続くだろうな