論語 11705文字
孟子 34685文字
孝経刊誤 1903文字
周易 24107文字
尚書 25700文字
毛詩 39234文字
春秋左氏伝 196845文字
春秋公羊伝 44075文字
春秋穀梁伝 41512文字
周官 45806文字
儀礼 56624文字
礼記 99010文字
出題範囲
これ一字一句全文字
童試……受かると国立学校へ入学許可が出る
この時点で躓いて40~50歳になってもこの試験に挑戦してる人間もいる
挙人履試……科挙の本試験に望むための人間をふるい落とすための試験
これに受かると科挙の受験資格が得られる
郷試……本試験。これに合格すると同意がないと逮捕されないなどの特権が手に入る
会試……本試験。通常は二泊三日から一週間近くかかり、倍率は100倍以上
ここらで発狂する奴、試験中に死ぬ奴泣く奴が沢山出てくる
一生かけてもこの試験を突破できない人間はザラ
会試履試……合格者をふるいに掛けるための試験
これで成績が最下位近くだと足切りに遭い、しかも受験資格を一定期間停止される
殿試……皇帝臨席の試験。この試験により順位を決める
この試験でも最下位近くになると地方役人がせいぜいで、一方上位になると「日月をも動かす」と言われるほど超絶大な権力が手に入る
そう
論述式だし漢詩作らされたりするから暗記だけでは無理だな
もちろん暗記は前提だけど
以下、宋代の科挙浪人生「李邦人」の日記
官僚になろうと都、開封にのぼってずいぶんになるがいまだ科挙に合格する気配はない。
なにしろ課される問題が半端じゃなく難しいので、こっちも覚えたりするのが大変だ。
おまけに一回失敗すると最初の試験からやり直しで、これじゃ合格者が少ないのもしかたあるまい。
かといって郷里に帰るわけにもいかず、今日も開封の街中をぶらぶらとした。
いきつけの飯屋に行く途中、学生たちの集団に出くわした。また学生運動でも起こす算段でもしていたのだろうか。
宰相の王安石さまのお触れで市中に学校ができて、そのおかげで開封にこういう学生の数が増えたようだ。
とにかく科挙に受かって官僚になるのが第一目標だ。開封は勉強するにも都合が良いが、余計なものも多すぎて身を持ち崩す輩もいる。
自分もそうならないように明日からまた勉強、勉強。 “
宋代の科挙浪人生「李邦人」の日記
この時点で現代日本でも国会議員並の権威が与えられるのね…
中国のシステムはな地元のボスに丸投げするシステムだったんで中央官僚の役割なんて税金集める以外やること無かったんや
だから丸暗記得意なだけの無能でも務まったんや
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